啓友会宮城県支部よりいただいたお米(300㎏)を大学に寄贈しました

宮城県支部 畑山浩志さん 昭和58(1983)年卒から、お米米山娘(ひとめぼれ)300㎏をいただきました。

畑山さんは順大を卒業後、「健康には病気は罹らないようにする教育が必要だ」ということを知り、保健体育教師になられました。部活動ではソフトテニス部顧問を35年間勤め、県の強化に力を注ぎ、宮城県選手の日本一に携わって来ました。また、顧問としてインターハイ個人出場に選手を導き、団体では全国選抜大会出場を成し遂げ、日本一に挑戦してきました。しかし、震災で妻の生家を無くし、多くの教え子を亡くしたため、退職後、教え子を蘇らせるつもりで米作りに転職。できあがった米で米作りから人作りへ還元しようと米販売やボランティアに取り組んでいます。

 また、スポーツ施設&団体(愛島テニスプラザ、仙台ビジネステニスクラブ)の代表を務め、選手・指導者の育成にも取り組んでいます。

頂いたお米は大学を通して学生食堂に寄付をしました。(写真左より、加納会長、宮城県支部長 市山さん、畑山さん、青木理事長)

 

【畑山さんからのメッセージです】

メッセージ 

米山娘(ひとめぼれ)

最大級の災害を乗り越えられる筈

 辛い日常生活を強いられている現在、多くの方がコロナ禍に翻弄される生活を送っていると思います。特に医療従事者の皆様方においては大変な毎日を送っていることと存じ、感謝申し上げます。

10年前も一瞬にしてすべてを失い、途方に暮れました。それでも生きようと思えたのは「人の温もりを感じられたから」と言っても過言ではございません。人と人が手を繋いでこそ「多くの困難を乗り越えられた」という経験をしたからこそ言えることではないでしょうか。一粒一粒が寄り添っているからこそご飯として美味しく食べられるのと同様に、人も誰もが必要な人であり、一人一人が寄り添ってこそ生きる力を発揮できるということを信じてこの危機を乗り越えていければと思っています。